Webサイトデザイン制作における色について
Webでは紙媒体などで用いるCMY(K)ではなく、RGBで色を指定する。
- RGB:Web媒体で指定する。RGBは「色光の三原色」と呼ばれ、三色を混ぜると明るくなり、それぞれ等量混ぜると白になる(加法混色)。
- CMY(K):印刷など紙媒体で指定する。CMYは「色料の三原色」と呼ばれ、三色を混ぜると暗くなり、それぞれ等量混ぜると黒になる(減法混色)。
Web上での色の指定の仕方はいくつかある。
1. 16進数での色の指定(ヘックスカラー/HEX COLOR)
- RGBの各色の明度と彩度をそれぞれ1桁で表し、3原色(RGB)×2桁(明度と彩度)= 計6桁で表す
- 16進数(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F)で表わすため、明度と彩度の組み合わせで表現される色は1色につき256通りとなる
- 3原色(RGB)の組み合わせでは、256×256×256=16,777,216色となる
- 各原色の明度と彩度が同じ値の場合、それぞれ略して3桁で表現してもよい 例)#FF33BB → #F3B
- #000000が黒、#FFFFFFが白となる
2. 10進数での色の指定
- RGBの値をそれぞれコンマで区切って10進数で表す
- 光の強さを0〜255で表す。値が大きい(255に近い)ほど強く白に近づく
- RGBの各色を0〜255までの256通りで表す
- rgb(0,0,0)は黒、rgb(255,255,255)は白となる
- CSS3では、透明度を表現することができ、rgbaとなる
- 「a」はアルファ値(alpha value)といい、透明度のことを表す。0.0〜1.0で指定する
※Webセーフカラー
コンピュータが256色しか扱えなかった時代に用いられたもので、
256色からWINとMACで異なるシステムカラー40色を除いた216色を指す
※PhotoshopなどではHBSでの色指定も可能
Hue(色相)、Brightness(明度)、Saturation(彩度)